大阪弁護士会が「死刑廃止」決議採択 2019.12.9 20:04

 大阪弁護士会は9日、大阪市内で臨時総会を開き、
死刑制度の廃止を政府や国会に求める決議を賛成多数で採択した。
都道府県レベルの大規模な弁護士会で、死刑制度への立場を明確に打ち出すのは初めて。

 同会によると、臨時総会には会員4624人のうち約200人が出席。
委任状での表明も含めて賛成1137票、反対122票、保留・棄権30票で採択された。
会員の約7割にあたる約3300人は意思表明をしなかった。

 採択前の討論では、賛成派は人権擁護の観点や誤判・冤罪の恐れから死刑廃止を主張。
反対派からは犯罪被害者や遺族の感情などを踏まえ、
死刑制度の維持が必要とする意見がそれぞれ出された。

 死刑制度をめぐっては、日本弁護士連合会(日弁連)が平成28年に
「2020(令和2)年までの廃止を目指す」とする宣言を賛成多数で採択。
都道府県レベルでは札幌▽滋賀▽宮崎−の弁護士会が同様の決議を採択しており、大阪は4例目。

 臨時総会後、会見した今川忠会長は
「死刑廃止の実現に向け、政府や国会に陳情を行うなど積極的に活動を進めていく」と話した。

ttps://www.sankei.com/affairs/news/191209/afr1912090041-n1.html