宮城学院女子大学で「トランスジェンダー学生」受け入れ、学長語る現場の苦悩
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12280-427334/

平川新(あらた)学長に尋ねると、
「そもそもの発端は、“トランスジェンダーの学生の入学を女子大として検討すべきではないか”
という学内の教員からの提案でした。そこで2年ほど前に検討委員会を発足。
学生や保護者、同窓会の方々の意見を聞き、説明会を何度も開いて、2021年度から受け入れる方針を決めました」
今後は「トイレや更衣室をどうするかについても検討していく」(同)というが、
「戸籍上は男性」の新入生を女子大に迎えるための壁は決して低くない。
さる女子大関係者は、
「トイレや更衣室は新たに設置すれば対応が可能でしょう。ただ、女子寮に受け入れるのか、
健康診断は別個に受けさせるのかなど、細かい課題は山のようにある。
他の学生と一緒に部活動を頑張っても、女子の大会には参加できないことだって考えられます。
また、海外の女子大との交換留学制度がある場合、先方が受け入れてくれるかは分かりません」

■“なりすまし”のリスク
15年には福岡女子大に入学願書を提出した男性が、性別を理由に受理されなかったことを違憲として提訴。
後に訴えは取り下げられたが、大きな話題となった。そうしたなか「この時代に、あえて女子大に入学する
学生には地方出身の“箱入り娘”が少なくない。親御さんが保守的な考え方で、“東京に進学するなら
女子大以外は認めない”というケースです。
そうした親御さんからすると、今回のような先進的な取り組みは理解しづらいかもしれません」(同)

他方、別の女子大関係者はこう語る。
「このご時世、大学側の取り組みは理解できます。もっともこれを受けて当人にあまり堂々と振る舞われても
周囲は困惑するのではないか。だから大学側もカミングアウトを求めていないのでは……」
なりすましの懸念について平川学長は、
「我々は女性として生きたい学生の受け入れを表明したわけです。仮に入学後に“なりすまし”が発覚すれば、
大学の秩序を乱したとして退学処分にします」理想が高い分だけ、現場の「苦悩」は深いようだ。

>仮に入学後に“なりすまし”が発覚すれば、大学の秩序を乱したとして退学処分にします
なりすましが発覚しても「退学処分」だけかよ。刑事民事の両面で法的措置に打って出ろよ。