「ドレッドヘア切られた」と米黒人少女が主張 後に作り話と認める
2019年10月1日 20:15 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]

【10月1日 AFP】米バージニア州在住の黒人の12歳の少女が、
白人の少年3人に押さえつけられドレッドヘアを切り落とされたと主張する事件があった。
これを受けて市民の間に激しい怒りが巻き起こったが、後に少女による作り話だったことが判明した。

 同州スプリングフィールド(Springfield)の
私立イマヌエル・クリスチャン・スクール(Immanuel Christian School)に通うこの女子児童は、
同校の他の児童らが休み時間に自身に襲い掛かって口をふさぎ、
醜いとののしった上、髪の毛の一部を切り取ったと主張していた。

 しかし9月30日になって、少女の家族と学校はそれぞれ声明を出し、
少女がうその主張をしていたことを認めたと発表した。
 家族は「少年らとその両親に対し、心痛と不安を招いたことを心からおわびします」と謝罪した。
 学校長も、少女が作り話だったと認めたと明かし、捜査に当たった警察に感謝の意を示した。

 地元メディアによると、防犯カメラが捉えた映像から、
少女の訴えが事実ではないことが証明されたものの、
少女は普段から学校でいじめられているという主張については取り下げていないという。

 少女は先週、法定保護者である祖母に問いただされ、自分で髪を切って作り話をしたことを
認めたとされる。少女と祖母はこれに先立ち、テレビ局や新聞のインタビューを受けていた。

 同校は、首都ワシントンから24キロ離れた場所にある。
今年に入り、マイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領の妻カレン(Karen Pence)夫人が
非常勤の美術教師に就任したと報じられた学校でもある。(c)AFP

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