記者が自分の意見を言う権利はあるが、やり過ぎだと判断したようですね。
視聴者からの苦情がなかったらスルーだっただろうけど。

BBC司会者のトランプ批判、「指針違反」判断の詳細が明らかに
2019年09月27日
https://www.bbc.com/japanese/49848536

パキスタン系のマンチェッティ氏は、
今年7月にトランプ大統領が、自分を批判する有色人の女性下院議員に対して、
「もといた国へ帰れ」といった主張を繰り広げたことを報じた際、
大統領の発言は「人種差別」などと批判。
これがBBCの指針違反に当たると、同局の苦情対応ユニットが結論付けていた。


BBCは書簡で、判断理由について「当然の公平性を確保するために、
あらゆる問題に完全な中立が必要だというわけではありません。
民主主義の根本原理から距離をおくべきだというわけでもありません。
大統領の発言は人種差別的だと広く受け止められたし、イ
ギリス国内では、支持政党を問わず非難されていました」と説明した。

「マンチェッティ氏は、共同司会者からコメントを求められた。
同氏には、この問題について強い思い入れを持つほどの正当で個人的な理由がありました。
そのため、我々の見解では、同氏には『もといた国に帰れ』といった発言へ
個人的な反応を示す権利がありました。同氏自身の経験にも深く関わる問題であると
同時に、一般的に人種差別的だと解釈される表現なので」

さらに、「一方で、共同司会者とのやり取りの終盤で、
『私は私見を述べるためにここにいるのではない』と認めたにも関わらず、
マンチェッティ氏が、大統領の発言をめぐる動機や影響に関する推測について、
直接的で批判的なコメントをしたことも明らかです。我々は、この発言は、
こうした状況下に編集指針が認める範ちゅうを逸脱していると判断しました。
よって、あなた(視聴者)の苦情を認めます」とBBCの苦情対策ユニットは、
視聴者に書いた。

BBC広報は、マンチェッティ氏は取材に対応できないとしている。