ノーベル賞候補に躍り出た16歳、グレタ・トゥンベリさんの驚くべきメディア戦略
https://bunshun.jp/articles/-/14306

「裏切るなら許さない」
9月23日、国連気候行動サミット。スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)による涙の演説は、世界中の人々の胸を打った。
その3日前には世界163カ国で、地球温暖化への取り組みが遅れている各国リーダーに抗議するデモが行なわれた。
その旗振り役もトゥンベリさんだった。「昨年8月、彼女は温暖化対策を訴えるため、学校の授業をボイコットし、
ストックホルムの国会議事堂前で座り込みを始めた。その姿がフェイスブックで拡散されるや、若年層の間で活動に火が付き、
世界で200万人以上の中高生が“登校拒否”を起こした。その後、彼女は反地球温暖化の中心人物となり、
昨年12月のCOP24(気候変動枠組み条約締約国会議)にも出席。8月には国連気候行動サミットに出席するため、
大西洋を15日かけてヨットで横断し、大きな話題を呼びました。そしてノーベル平和賞の候補にまで選ばれているのです」(ジャーナリスト)

トゥンベリさんの活動で驚かされるのが、彼女のメディア戦略である。「実は彼女がストックホルム議会前に
座り込みを始めたのは、両親の著書が上梓されたタイミングだった。彼女自身、インタビューで
『メディアをどのように機能させればいいかを心得ている』と答えています」(現地メディア)
全世界でムーブメントを起こすトゥンベリさんだが、その活動を訝しむ声が飛び交っているのも事実だ。
「まず子供たちに学校をボイコットさせる手法が疑問視されている。そして最大の疑問が、
彼女のバックに仕掛け人がいるのではないかというもの。
国会前の座り込みをSNSで広めた活動家が彼女を自身の会社にアドバイザーとして迎え入れようとし、
その株価が一気に跳ね上がったこともあった。またスウェーデンの企業20社が彼女への支援を申し出ており、
そうした企業の狙いは各国の補助金にあるのも間違いありません」(同前)
大人たちの喧騒をよそに、彼女は自身のフェイスブックで「私は一切金銭的な見返りを受け取っていない」
と冷静に語っている