ウクライナ政府は電話の1カ月後までトランプの支援凍結を知らなかった(報道)
投稿日:2019年9月28日

報道によると、ウクライナ政府はドナルド・トランプ大統領が同国への軍事支援を
凍結したことを、内部告発者の訴えの中心である電話から1カ月後まで知らなかった。

詳細が明らかになったことにより、ウクライナがジョー・バイデン元副大統領の捜査に
同意するまで支援を差し止めると脅すことで、トランプがウクライナの
ゼレンスキー大統領と見返りの取り決めをしたという疑惑は複雑さを増す。

詳細が最初に報じられたのは23日のニューヨーク・タイムズだったが、
7月25日の電話記録と内部告発者の告発内容が公開された後になるまでは比較的
注目されていなかった。タイムズは当初記事の13段落目で支援凍結について報じた。

「会話を熟知する人々によると、トランプ氏はゼレンスキー氏との7月25日の電話で、
軍事支援の延期については話さなかった。あるウクライナ当局者は、ゼレンスキー政権は
電話から約1カ月後まで延期について知らなかった、と述べた」とタイムズは報じていた。

トランプは論争の的になっているゼレンスキーとの電話の、少なくとも1週間前に
4億4千万ドルの軍事支援を延期することを決めたが、その理由は他のヨーロッパ諸国、
特にドイツにさらなる支援に貢献することを求めたためだ、と今週初めに記者団に説明した。