沖縄知事、訪韓に意欲 観光客減少で 2019.9.6 22:09

 沖縄県の玉城デニー知事は6日の記者会見で、日韓関係の悪化に伴い
韓国から同県を訪れる観光客が減少していることを踏まえ、
「私自身もできるだけ早い時期に韓国を訪問させていただければと思う」と述べた。
訪韓が実現すれば、韓国国内で関係者と会談するほか、商談会などにも出席したい考えを示した。

 玉城氏は韓国旅行会社の県内視察を誘致し、
「韓国のお客さま向けのキャンペーンも展開していきたい」と強調した。
韓国からの観光客がインスタグラムなど会員制交流サイト(SNS)に
日本旅行の写真をアップすることを控える傾向があるとも説明し、
「沖縄でもっと文化面とか、いろんな個性や魅力を発信していくことも重要だ」と述べた。

 玉城氏は5日に会談した岩屋毅防衛相に対し、
「外交努力はやはり丁寧に、そして冷静にお互いが信頼を持って行っていただきたい」と述べ、
政府の対韓外交に苦言を呈していた。6日の記者会見でこの点を問われると、
「私どもは直接外交の状況について特にコメントすることではない」と述べた。

 玉城氏は同日、県ホームページに「日本が好きな韓国の人々、韓国が好きな日本の人々、
そして沖縄県が手に手を取って、共に日韓の友好推進に取り組んでいきましょう」と
呼びかけるメッセージを掲載した。沖縄県では8月に開催予定だった
「日韓小学生ハンドボール親善交流大会」も韓国側の申し出で中止となっている。
7月に沖縄を訪れた韓国人観光客数は2年ぶりに4万人を割り込んだ。

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