鳴潮 9月6日付
https://www.topics.or.jp/articles/-/253200

 賢者は聞き、愚者は語るという。この人は、語るだけの人だ。またぞろ、得意のご高説。「戦争で取り返すしかないんじゃないですか」。周囲の忠告に、貸す耳を持ち合わせていないのだろう
 イランの詩に、こういうのがある。<ことばもて、人は獣にまさる。されど、正しく話さざれば、獣、なんじにまさるべし>。人と動物を分かつ言葉は、政治家の最も大事な道具のはず、なのに
 NHKから国民を守る党の副党首・丸山穂高衆院議員のことである。5月には、酒に酔って元島民に絡み、北方領土を戦争で取り返すことの是非を質問。後に発言を撤回し、謝罪している
 今度は、島根県・竹島を巡ってである。実効支配する韓国の国会議員団が上陸したのを受け、ツイッターでほえた。「(日本の)国会は非難決議の話すら出ず。本当にこのままでよいのか」
 よくないとしても、戦争といった話になり得るのか。第一、安保条約がある限り、日本の自己都合で戦争はできない。気分は戦争、と叫んでみても、現実的にそんな選択肢はないのである。それを知りつつ、挑発的な発言を続けるのは、ただ話題になりたいがためだろう
 この人にとって「戦争」とは、それだけ軽い存在なのだ。そもそも人として何が大切か、言葉もて生きる政治家として、一度でも考えてみたことがおありか。
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ヘイワヘイワと口先だけで囀って善人ぶりたいだけのブンヤが何をほざくか
丸山の言葉は乱暴かもしれぬが本音で語っているだけブンヤの偽善よりはるかにマシだ
ありがたいと格言も詩句もまずこのブンヤが我が身に引き寄せて考えるべきものだろう