>>313
(続き)
 米国にはかつて、安倍晋三首相に対して、
枢軸国日本の名誉にこだわった歴史修正主義者とする批判がありました。
2013年12月に安倍首相が靖国神社を突然参拝すると、
当時のケネディ駐日米大使が「失望」を表明しました。
韓国は日本の歴史問題をクローズアップさせようとしているのでしょうが、
再び首相による靖国神社参拝といったことがない限り、米国は冷静さを保ち続けるでしょう。

 とにかく日本と韓国には、冷静になって欲しい。対立を激化させ続けることは、
日韓両国に損をさせるだけで、何も生み出さないということが分かると思います。

 いまや米中貿易摩擦や世界的な株安を前に、世界的な景気後退を食い止めるため、
各国が手を結ばなければならない時です。世界市場に工業製品を輸出することで国が成り立っている
日韓両国がなぜ反目しあっているのか、と世界は冷ややかにみています。両国のメディアや世論さえ
その気になれば、まだまだ自主的な解決が可能だと考えています。(聞き手・池田伸壹)
     ◇
 1959年生まれ。米東部在住で、米社会と日本について考察している。
著書「自動運転『戦場』ルポ」など。

韓国司法の「独走」が発端
■小此木政夫さん(以降有料記事)

ttps://www.asahi.com/articles/ASM8V4H10M8VUPQJ00B.html