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―電子メールは、フェイスブックユーザーの友達に関するデータから遮断されることを
巡って一部企業が懸念していたことを物語る。

 欧州で人気のソーシャルネットワーク「バドゥー」の法律顧問は、
14年9月にパパミルティアデス氏に送信したメールで、
フェイスブックのプラットフォームチームに送る文書について助言を求めた。

 同顧問(氏名は書かれていない)はその中で、友達の(データへのアクセス)許可を
取り消すことはバドゥーと傘下の「ホット・オア・ノット」アプリに「多大な悪影響」を
及ぼすだろうと述べている。

 「そのため、提案された変更を私たちのアプリケーションにどう適用するか、
また、貴社の決定変更を後押しするような約束を当社ができるのかどうか、
あらためてご検討いただけると大変ありがたい」としていた。

 バドゥーの代理人はコメントを控えた。


―資料によると、フェイスブックはデータアクセス権喪失について苦情を申し立てた
一部企業との協力をいとわなかった。

 15年3月、配車サービス会社リフトはフェイスブックの複数の幹部に宛て
た電子メールで、フェイスブックユーザーの共通の友達にアクセスすることは、
自社アプリにとってメリットだと述べている。リフトのアプリは、15年3月時点で
「ホワイトリスト登録」(データに関する特別な取り決めを指す社内用語)されていた。
リフトは以前、フェイスブックとの関係についてコメントを控えた。