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朝日版

韓国警備艦が日本漁船に操業停止要求 海保は認めず抗議 2018年11月21日21時48分

 日本海にある大和堆(やまとたい)周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で20日午後8時半ごろ、
根室漁協(北海道根室市)のいか釣り漁船「第八十五若潮丸」(184トン)が、
韓国海洋警察庁の警備艦から操業を止めて海域を移動するよう無線交信を受けた。
無線を確認した日本の海上保安庁は警備艦に対し、EEZ内でのこうした要求は認められないと通告した。

 第9管区海上保安本部(新潟市)が21日、発表した。9管によると、海上保安庁の巡視船は
韓国警備艦に対し、日本漁船が操業可能な水域で要求は認められない旨を無線で申し入れた。
巡視船はその後、韓国警備艦が漁船に接近し、トラブルにならないよう漁船を保護したという。

外務省が抗議
 外務省は21日、日本海にある日本の排他的経済水域(EEZ)で、
韓国の警備艦が日本の漁船に対し操業停止を求めたとして、
20日夜に外交ルートで韓国側に抗議したと発表した。
日韓漁業協定に反するとして、再発防止を求めている。

 日韓漁業協定は、境界線について両国が合意していない「暫定水域」では、相手国の漁船に対して
関係法令を適用できないとしている。外務省は「警備艦が操業停止を求めることはできない」としている。

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