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大丈夫か…メーカーの要望で農薬残留基準が緩和されていた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/240870

月刊日本2018年11月号
【著者に聞く@】
『奇跡のバナナ』の田中節三さん
ttp://gekkan-nippon.com/?p=13965

田中 我が国では2017年に悪名高い(モンサント法と呼ばれる)種子法廃止と危険農薬の大幅な規制緩和が
行なわれました。そもそも現在443種類もの農薬が次々と新たに開発使用されておりますが、摩訶不思議な
我が国の農薬残留基準では、その中でも毒性のあまり強くない260種類の旧い農薬残留基準をそのまんま
残して、その後443種類まで増えた劇物農薬の残留基準は設けられていない。まさに国民の生命を蔑ろにした
行政の暴挙ではないかと思っております。
 その象徴が、世界各地で蜜蜂の大量死を引き起こしたネオニコチノイド系農薬です。
      …(略)…
 すでにネオニコはEUで屋外使用禁止、フランスでは全面禁止、アメリカでも各州で規制が進んでいます。
ところが、我が国ではネオニコの残留基準を緩和して、ほうれんそうでは従来の13倍まで緩和しました。
2017年にはアメリカですら使用許可が取り消された新しいネオニコ(スルホキサフロル)を認可しています。
今やネオニコの世界最大メーカーは住友化学と三井モンサントであり、日本は世界最大のネオニコ生産国に
なっているのです。
 我が国は世界の潮流に逆行してネオニコを含む残留農薬基準を緩和していますが、これは抗がん剤同様、
欧米で使用禁止になった欠陥品の在庫処理を押し付けられているということです。