巨大メーカー、京都でなぜ育つ 背景と共通項探る
6/17(日) 11:50配信 京都新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180617-00000010-kyt-bus_all

4社の機敏な投資判断や変化への対応力は、カリスマ経営者の存在と独自の企業哲学に負うところも大きい。

京セラは、創業者の稲盛和夫名誉会長が経営の一線から退いているが、今なおグループ全体の精神的支柱だ。
日本電産は、永守氏の強烈なリーダーシップと個性が社内外の人材を引きつける。村田製も、創業家トップの村田恒夫社長が拡大する拠点や社員を束ねる求心力の役割を果たす。

任天堂も、花札・トランプ製造の家業を継ぎ、世界的なゲーム機メーカーに育てた故山内溥元社長の「人と違うことをやれ」という教えが社内に息づき、独創的な「遊び」を提案し続けている。
先を見通し、決断力に秀でた創業家トップの存在も、京都から1兆円企業が育った要因の一つといえそうだ。