1200兆円規模の中国債券市場、対外開放で難題山積−不履行拡大の中
6/8(金) 14:48配信 Bloomberg
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180608-36899311-bloom_st-bus_all

フィッチ・レーティングスによれば、こうした状況下で今月4日までに年初来で12社の発行体がデフォルト(債務不履行)に陥った。
2017年全体で不履行となった発行体は18だった。JPモルガン・チェースやフィデリティ・インターナショナルなどは今後のデフォルトに備えるよう警告している。

中国当局は2014年にほぼ全ての債券で暗黙の保証をやめ、初めて不履行を認めるようになった。
市場の規律を持ち込み、非効率な企業を罰して生産的な資本配分をさらに促すことが狙いだった。

どの発行体が不履行になるかの見分けが難しく、世界基準の信用格付け業界を一夜で育成するのも困難だ。
クレジット調査チームやリスク管理デスクで経験豊富な人材もまだ少ない。リスクをヘッジするためデリバティブ市場の整備を進める必要があることは言うまでもない。