日銀 黒田総裁会見 2%記述を削除したことに記者の質問が集中

・(2%記述を削除した理由については)従来と比べると、経済成長と労働需給がひっ迫してるにもかかわらず賃金や物価が上昇しないように、物価見通しが不確定の時代である。

 また、欧米の中央銀行も物価見通しは時期を載せてないので、時期ではなく、できるだけ早期実現するという文言に変えさせてもらいました。

・展望レポートにも含まれているのですが、(失業率などの)需給ギャップが改善してるのですが、長期の物価上昇が発生してないので、そこにデフレマインドが改善しない我が国固有のリスクがあり注意していく必要がある。

・(体制が変わって最初の会合であるが記述削除に影響してるか?)体制の影響はないと考えてる。大幅に金融緩和を続けることに関しては従来通りで、コミットメントに変更はありません。

・(これだけ好景気が長く続いても長期物価が緩慢な理由について)米国と異なり、日本は短期の物価は上がっても、(かつての下がっていた状況よりかは良くなってるが)中長期の物価が上昇が上がらない。デフレマインドが原因なのかもしれない。