安倍晋三首相「霞が関だけで作られた、頭でっかちの理論が受け入れられることはない」 新人国家公務員に訓示
2018.4.4 11:30
http://www.sankei.com/politics/news/180404/plt1804040013-n1.html

安倍晋三首相は4日午前、東京都内で開かれた国家公務員合同初任研修の開講式で訓示し、
「行政のプロとして、日本の未来に責任を持つ。高い誇りを持ってわが国の将来を大胆に構想し、批判を恐れずに大きく前に踏み出し、果敢に挑戦してほしい」と新人職員約750人に呼びかけた。

安倍首相は、民俗学者の柳田国男(1875〜1962年)が農商務省に入省後、農政改革を目指して農村を回った事例を紹介。
その上で「現場に出て、現場の声にじっくりと耳を傾けてください。頑張る人々の思いに接して、国民本位の政策を磨き上げてほしい。
霞が関の中だけで作られた、頭でっかちの理論が世の中に受け入れられることはない」と訴えた。

また、「自分の省庁だけを見て、政策課題を解決できるような時代ではない。
この場にいる仲間との絆を大切にし、オールジャパンで政策を考えてほしい」と述べた。