『解放すべき俘虜なり将たその奪回に成功すべき敵軍が、
転じて我方に虐殺又は虐遇を加ふるものと認むべき理由ある場合は別なるも、
然らざる限りは、俘虜にして之を安全に収容し置く能はざる場合には之を解放すべきである。
敵の兵力を増大することの不利は人道の掟則を破るの不利に比すればより小である』

これが戦時国際法の専門家である信夫淳平の解釈なんだ。
山田や佐々木は捕虜達を安全に収容しておくことが出来ないのであれば
解放するしかなかったのに虐殺してしまったんだ。