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ICAN事務局長「国会に調査委を」核禁条約議論に向け 清水大輔 2018年1月16日21時55分

 2017年のノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の
ベアトリス・フィン事務局長(35)=スウェーデン出身=が16日、
東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見した。
日本政府が核兵器禁止条約に参加するかどうかの議論につなげるため、
「国会内に調査委員会を設けてほしい」と訴えた。

 フィン氏は核兵器の開発、実験、生産のほか、威嚇も禁止する条約の内容を説明した上で、
「日本がとっている政策が条約の文言に違反しているのか洗い出してほしい。
抵触しないのなら、なぜ参加しないのかという議論につながる。事実に基づく議論をするべきだ」と話した。

 批准が50カ国に達すれば発効するが、数カ国にとどまる現状については、
「核保有国からアフリカやラテンアメリカ諸国に参加しないよう圧力がかかっている。
そうした圧力自体、条約が力を持っている証拠だ」と主張した。(清水大輔)

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