「一部の女性は性的暴行を楽しむ」って?

被害者が簡単に「美人局」になる社会...私は「強姦文化」に不慣れではない

≪中略≫

性犯罪を容認する強姦文化

女性家族部が発表した「2016年全国性暴行実態調査」によると、男性回答者の55.2%が「女性が注意すれば、性暴力を減らすことができる」と答えた。
56.9%は「女性が知らない男性の車に乗って強姦された場合、女性にも責任がある」で、47.7%は「酒に酔った状態で性的暴行を受けた場合、女性にも責任がある」ということに同意した。

言い換えれば、被害者が気をつけていなかったので、性的暴行を受けたということだ。酔ったり、男性の車に乗ったり、
「性的暴行を受けそうな」身なりをしたり。性犯罪の原因を被害者から探そうと努力するのが、社会構成員の多くの認識だ。

さらに「一部の女性は性的暴行されることを楽しむ」という回答も8.7%に達した。性犯罪をポルノ的叙事詩として消費してきた、
男性的な文化が歪曲された認識に一役買っているわけだ。実際にGoogleトレンド分析の結果、「強姦」の関連検索語2位は「19」、3位は「トレント」、7位は「av」、9位は「強姦写真」だった。

http://ojsfile.ohmynews.com/STD_IMG_FILE/2017/1114/IE002245175_STD.JPG
▲過去5年間の「強姦」関連検索語を分析した結果。

家父長制社会では強姦が「文化」として存在する。強姦文化では、日常的に女性を性的対象化して消費するが、性的暴行だけは非常に特殊なことのように考えている。
一点の欠陥もない純粋な被害者と、悪魔のような加害者の構図だけが、その「特殊な」(「本当の」)性暴力と認められる。大多数の加害者が同意のないセックスにもかかわらず、自分が強姦を犯したと思わない理由であり、多くの人たちが性暴力の被害者を審判しようとする理由だ。

性暴力は特殊なことではない。蔓延した性犯罪の解決は、その一般性を認めることから始まる。
韓国社会の強姦文化が多くの性犯罪を黙認して、被害者をさらに苦しめることを悟り、不平等なジェンダー、権力と家父長制社会で批判が進まなければならない。
歪曲された性認識を解体してこそ、強姦文化から脱することができる。

ソース:ohmynews 17.11.14 11:08(韓国語)
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002376667&;PAGE_CD=N0002&CMPT_CD=M0112