韓国の出生率低下、日本の4倍の速さで進んでいた……その原因は?

日本で56年かけて低下した出生率、韓国はわずか17年で…(朝鮮日報)


 日本と比べ、韓国はいかに速いスピードで合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの平均数)が低下しているのか、数字を見るとよく分かる。
韓国は1960年、合計特殊出生率が6.00だったが、2016年には1.17へと4.83も低下した。一方の日本は、同じ期間に2.00から1.44へとわずか0.56の低下にとどまった。
特に、韓国は1983年の2.10から17年後の2000年には1.46まで落ち込んだのに比べ、日本は1960年の2.00から昨年の1.44とゆるやかな低下になっている。日本で56年かけて低下した出生率が、韓国ではわずか17年で低下したことになる。チョ・ナムフン元漢陽大教授は「韓国人のカッとしやすい性格のように、一度出生率が低下し始めると落ち込みが止まらなくなったため」と説明した。

 新生児数の減少幅も韓国の方がはるかに大きい。韓国は1980年、新生児が86万人だったが、2015年には43万人へと35年で49.2%も減少した。
日本は同じ期間に157万人から100万人へと36.2%の減少だった。さらに、韓国は日本と異なり新生児数の増減が激しい。
日本は新生児数が前年に比べて最も減少したのは2005年の4.3%(4万8000人)で、最も増加したのは2000年の1.1%(1万2000人)だった。年ごとの差があまりないわけだ。
しかし韓国は事情が異なる。1984年には前年より12%(9万4000人)も新生児が減り、1979年には新生児が10%(11万1900人)も増えた。このため各学校とも学年ごとの生徒・児童数の差が激しい。
(引用ここまで)