中国が「安倍は北の挑発を口実に軍拡」と批判
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20170818-00074680/

◆CCTVが『日刊ゲンダイ』の論評を証拠に

ところで、CCTVの「メディアの焦点」という特集番組の中で、「米朝緊張を口実に、安倍政権が日本国民を扇動し、軍拡を目論んでいる」と批判した上で、
同じ主旨の論評が日本の『日刊ゲンダイ』にも掲載されていると、言及した。
『日刊ゲンダイ』――?
何ごとかと思ってネットで検索してみたところ、たしかにあった。
「日刊ゲンダイ:PAC3も配備 米朝緊迫で国民の不安煽る安倍政権の罪深さ」という見出しで、孫崎享氏(元外務省国際情報局長)が書いている。
3ページ目の最後のパラグラフをご覧いただくと、なんと、CCTVの主張と一致しているではないか。解説委員の言葉は、孫崎氏の文章とほぼ同じなのである。
このようなところで共鳴しているのかと、先ずはそのことに「非常に!」驚いた。
ただ一か所だけ孫崎氏は事実に近いことを言ってはいる。それは2ページ目にある「ミサイルがコースを外れて日本に落下した場合は軌道測定ができないため迎撃は不可能」という言葉だ。
もっとも、軌道測定は「できない」ではなく「困難」であり、「迎撃は不可能」ではなく、「必ずしも可能であるとは言えない」としなければならない。