野田聖子・総務相 8000万円父親献金に贈与税逃れ疑惑
2017年8月7日 7時0分 NEWSポストセブン
http://news.livedoor.com/article/detail/13440331/

稔氏は野田氏の3度目の入閣の晴れ姿を見ることができずに2015年7月に83歳で亡くなったが、娘への献金総額は3団体で8050万円に達し、
そのうち4750万円が党支部に集中的(7年間)に献金されていた。とくに2011年は政党支部だけで上限に近い1950万円が一度に寄附された。
税法が専門の浦野広明・立正大学法学部客員教授がこう疑問を呈する。

「政治献金は寄附する側に所得税の税額控除が認められ、大きな節税ができる。しかも親から子に献金する場合、それに加えて受け取る側も贈与税がかからない。
そもそも贈与税は、相続税を補完する税金という性格を持つ。生前贈与で相続税が払われないのを防ぐために課税するものですが、
そこに政治団体や政党支部への寄附を絡ませることでこの贈与税を逃れることができる。

高齢になった父から亡くなる前の数年間に政治団体などを受け皿として巨額の献金を受けた野田氏は、
一般の国民と同じように相続した場合に比べてかなりの額の課税逃れができた可能性があります」