アキラメロン
(声)断捨離の時代に物価上昇は幻想
会社役員 大井友浩(長野県 39)
安倍晋三首相、そして日銀の黒田東彦総裁へ。
一所懸命、物価を上昇させようとしていますね。物価が上がれば会社の売り上げが伸び、賃金が上昇して消費が活発化し、
物価も上がる。その結果、社会保障制度は安定し、経済規模が拡大して対GDP比でみた債務残高の減少につながるログイン前の続き。物価上昇がすべてを解決に導くとお考えなのでしょう。しかしことはそううまく運ばないでしょう。
なぜなら日本は物質的にはすでに豊かで、むしろ物を手放す「断捨離」がはやっています。
東日本大震災を境に、私たちの価値観は大量生産・大量消費社会への疑問という形で大きく揺らぎました。
人口減少と少子高齢化の現実を見れば、将来の増税といずれ縮小される社会保障を念頭に万全の備えが必要で、私たち庶民は出来る限り節約し、貯蓄に励んでいます。
しかし現実には子どもを取り巻く環境は非常に厳しく、幼児保育、義務教育にすら多額のお金を必要とし、
思い通りの節約すらままならない状況です。よって今後も活発な消費などあり得ません。もはや金融緩和による物価上昇など幻想なのです。
早く気付いて下さい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13065442.html?rm=150