【中国】中国移植の権威、「3年後には移植世界一」と豪語 専門家「プロバガンダ」 臓器狩りの闇[8/03]
http://www.epochtimes.jp/2017/08/28097.html
中国では、臓器がどこから提供されているのか明かされていないが、臓器移植手術件数は年間数万件〜十数万件と推計されている。
ノーベル平和賞候補者らによる国際的な調査では、臓器は、政治的な意図で収監された法輪功学習者ら「良心の囚人」から強制に摘出されたもので、中国当局は大量殺人を隠ぺいしている、と指摘している。

中国衛生部(厚生省)の前副部長・黄潔夫氏は7月26日、AP通信の取材に応え、現在、すでにドナー登録者は21万人を数え、2020年には、中国は米国を抜いて世界一の移植大国になる、と豪語した。
この見方について、専門家は「プロパガンダに過ぎない」と一蹴した。
中国人体臓器ドナーおよび移植委員会主任であり、中国「移植界の権威」ともいえる黄潔夫氏によれば、2010年にはわずか30人だったドナー希望者は、2017年前半ですでに5500人に達し、これにより1万5000件の移植手術を行うことができるという。

 一連の黄氏の主張について、大紀元の取材に答えた専門家たちは疑問の投げかける。

中国臓器移植問題にくわしいジャーナリスト、イーサン・ガットマン氏によると、黄氏は2014年3月、「囚人は国民であり、臓器提供者に含まれる」と発言しており、「ドナー登録数」の急増には、囚人に対して強制的に「ドナー登録」をさせた可能性があるとみている。
中国は2013年にはじめてドナー登録制度が成立した。しかし、台湾国際移植関係協会副理事・黄士維氏によると、制度は「あってないようなもの」であり、各省ごとのドナー登録者や手術件数を合致させた統計は明かされておらず、システムはとても不透明だという。

日本をふくむ通常の臓器移植の流れでは、臓器提供カードを所持するドナー登録者が亡くなった後、はじめて移植手術の準備が始まる。