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東京新聞・望月衣塑子記者が語る、安倍政権の裏側――記者がスパイのように……
http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_145472_3.html
望月 記者としては政権の内部に食い込みたいから、そのメモを官邸サイドに渡すのでしょうが、結局それは、
官邸が記者をスパイのように使う材料にもなっているわけです。前川前次官に聞きましたが、文科省の
文化功労者選考分科会の委員の人選で、閣議決定が必要なものがあったため、事前に官邸にお伺いを立て、
人事のリストを見せた時、杉田副長官から「この学者は安保法制反対の学者の会にいるよね」とか
「この人は政権にあまり賛成していないね」と指摘を受けたと話していました(杉田副長官は否定)。
前川氏は、「要は、委員のメンバーからは外せと言いたかったのでは」と話していました。この話を
菅官房長官にぶつけると、「それはない」と激しく否定し、指摘されたことをとても嫌がっていました。
内閣人事局を掌握し、2014年以降、霞が関の部長級以上の官僚5,600人の人事権を握るようになったことは、
今の政権の力の源泉です。その内幕のような話は、最も触れてほしくない部分なのでしょう。

 前川氏によると、安倍政権前のかつての自民党でも似たようなことはあったが、審議会の人事に少しくらい
反政府側の知識人がいても、官邸がそこまで口出しをすることはなかったそうです。民主主義的な議論をする
には、ある程度、さまざまな立場の意見がある方が、議論に多様性があっていいじゃないですか。でも今、
安倍首相の作り出す会議は、みんな安倍首相の色に染まった人ばかり。加計学園の民間の諮問会議のメンバー
しかり、「NO」と言う人は周りに絶対寄せ付けたくないという感じがあります。