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日経ビジネス 2017-06-12号
リポート/GPIFの深い悩み−年金、運用改革の限界、好調の裏に潜む不安
https://www.zasshi.jp/pc/action.php?qmode=5&;qword=%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9&qosdate=2017-06-12&qpage=3
http://oracion0210.hatenablog.com/entry/2017/06/18/090325
 「この値上がりはおかしい。だが、空売りをしても下げないかもしれない……」
 独立系ヘッジファンドのファンドマネジャー、原田謙介氏(仮名)は、名古屋鉄道の株価がするすると上がって
いくのを見て、いったん空売りを仕掛けようと考えたが、結局思いとどまった。「株価上昇の原因はGPIFなど
公的資金の買いだろう。売り向かうのは得策ではない」(原田氏)と見たからだ。
 原田氏がそう感じたのは、4年ほど前から、同じような光景に出くわすことが珍しくなくなったからだ。
「成長力があるとは思えない企業の株価が、成長企業と同じように上がり、下がらなくなった。企業価値と
株価の関係が分からなくなってきた」というのである。

 実際、昨年9月末から12月末までに、GPIFの日本株保有額は約4兆6000億円増えたが、「これは期間中の
TOPIXの上昇による価値増加分にほぼ相当すると計算される。