インフレ率の算出には問題があってな
もっともインフレに反応する物品は除外されるというある意味大本営発表的な数字が出てしまう
例えば公式インフレ率が5%だったりすると食品とかは5%では済まない

だいたい食品は10〜15%とかは上がってしまう
物価が一律に同じ割合で上がるわけじゃないという当たり前の話が意外と経済とか金融の世界では無視される傾向にある

1988年の日銀の金融政策の失敗も同じようなもの

消費者物価は1%上昇にも満たないので利上げ見送りをして不動産バブルの過熱を放置するという大失敗をしている
それが不動産への過剰投資を促進して手がつけられない状態にまでなった
その教訓があるからFRBやECBも資産バブルが昂進したら
例え消費者物価が低位であろうと利上げをするか資産縮小を早めるなど
何らかの引き締め策を必ず実施するだろう