2010年6月、月刊誌「公研」6月号が伝えたところによると、岡田克也外相は5月中旬に韓国で行われた
日中韓外相会談で中国側に核軍縮を繰り返し求め、楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹冠に褫の右)
外相は「怒って席を立とうとするほどエキサイトした」という。
ワシントン・ポストによると、楊外相は席上、「第二次世界大戦中、自分の親戚はた中国東北部で
日本兵に殺され」とまで叫んだというから驚きだ。

岡田外相および民主党のこうした試みが目先どんな外交的な成果をもたらすのか先は見えないが、
核軍縮自体はオバマ米政権も強力に先導しようとしており国際社会の長期的な利益にかなうことだ。
短期的な損得勘定だけで折角の大胆な外交的試みの矛先が鈍らないよう祈りたい。
また、ネットでニュース検索をすると、岡田外相のプロフィールとして「外相会談で中国に核軍縮を
要求するなど原則を曲げない原理主義者」(産經新聞)
と書かれているくらい日本のメディアでは公知の事実であるならば、英文だけでなく日本語ニュースでも
詳しく知りたいものだ。(文章・NK)
(抜粋)

ワシントン・ポストによると、楊外相は席上、「第二次世界大戦中、自分の親戚は中国東北部で日本兵に
殺された」とまで叫んだというから驚きだ。「日本は中国の嫌がることを言う資格はない」という意味なのだろうが、
いまさら日本の外相が米国務長官に「自分の親戚が広島、長崎の原爆で殺された」と持ち出し、
「いやうちは真珠湾で…」と切り返すことはない。残念ながらこれが日中関係の現実なのだろう。
それにしても、こうしたやり取りは日本のメディアにとってニュースでなかったのだろうか。

http://news.livedoor.com/article/detail/4837727/