「あっ、◯◯くん、ごめんねーっ!」ポヨンっ!!

佑芽とすれ違ったあの時、たしかにボクの背中に当たった感触。その記憶だけを頼りに、今日もボクはアレを擦り続けている。

柔らかかった。ハリがあった。重かった。

あの感触の心地よさで毎日している、というのは正確ではない。
これから先、佑芽のあの感触を好き放題する男がいる、それを考えると心がぐちゃぐちゃになり、しないではいられないのだ。