年越しは怜ちゃん家でゆく年くる年見て炬燵に向かい合って入ってみかんとか食べながら他愛もないことをだらだら話すんだ
おばあちゃんの前だからほどほどにいちゃついてたまにお互いの足の指を絡ませあったりじっと見つめあったりしたい
年が明けたら一緒に初詣にいくんだ
手を繋げば全然寒くないよ
帰ってきたらおばあちゃんはとっくに寝てて客間じゃなく怜ちゃんの部屋に布団が並べてあるんだ
お互い口には出さないけどドギマギしててでも何でもないかのようにお休みって言うんだ
暫くすると怜ちゃんがもぞもぞして衣擦れの音がして
暗闇にぼんやり白い裸身が浮かんで此方にすり寄ってくるんだ
もちろん布団の中に迎え入れてぎゅっと冷えた体を抱きしめてあげる
そして