火山の中に、一人の半神が住んでいました。半神は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に
「心のやさしい半神のうちです。どなたでもおいでください。らなんちゃんのお菓子がございます。珈琲も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。
けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。