昴コミュ ネタバレ

P「センター公演の稽古を休みたい?」
昴「センター公演だけじゃなくて、他の仕事も、できれば。オレ、野球に集中したいんだ」
P「ちょ、ちょっと、どーゆー事だ? そんな事、できるわけ…」
昴「このままだと…オレ達のライブ、駄目になっちゃう気がするんだ。全然、みんなで野球できてないし」
P「それは分ってる。だけど、みんな個人練習はしてるだろ?全体練習は足りて無いけど、野球をやらないわけじゃ無いんだし…」
昴「でも! もしかしたら、この野球が全員でやる最後の野球かも知れない。だから、みんなで、一緒に練習を!」

琴葉「昴ちゃんはワガママだよ!」
昴「…琴葉」
琴葉「昴ちゃん、センターなんだよ?昴ちゃんが居なかったら、他のみんなの稽古もストップしちゃうんだよ?」
昴「あ…」
琴葉「私もセンターやってみたいって思った。本気だったよ。でも、昴ちゃんの歌はもっとすごかった。だから諦めたのに、昴ちゃんはそれを棄てちゃうの?!」
昴「お、オレ…オレだって、頑張りたいよ。オレだって、センター嬉しかったもん。
  でも、このままじゃみんながバラバラに…お願い、野球が終わるまででいいから、
  オレだけじゃなく、みんなも、みんなも一緒に練習しないと!」

P「昴、無理言うな。急に休むなんて、そんな事…」
昴「スタッフさんには、オレが頭を下げてお願いする。野球が終わったら、今までの倍、いえ、三倍頑張る!
  …だから、だから、オレ…」
琴葉「昴ちゃんは、どうしたいの?」
昴「…え?」
琴葉「昴ちゃん、なんか変だよ。昴ちゃんは、アイドルになって嬉しくないの?
   テレビやラジオや、色んなとこでキラキラできるのは、楽しくないの?」
昴「そんな事、ない」
琴葉「ホントに? 昴ちゃん、全然楽しそうじゃないよ。楽しかったら、そんな顔しないと思うわ」
昴「はっ……あ…そんな、変な顔、してた? …へへ、やだな………変だな。
  楽しかったのに…楽しかったはず、なのに、いつからなんだろう…変だな。
  …でも…オレ…ただ…オレ…みんなと…」
昴「…あれ? …どうしたかったんだっけ? …どうしたかったのかな?
  …分かんない。オレ…もう、分かんないよ…」