発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的である。
(たとえば「朝、起きたら」とか、「図書館に行く前はなんともなかったのに、図書館から帰ってきたら聞こえが悪くなっていた」など)。
ある程度の時間をかけて徐々に難聴が進んだようなケースは突発性難聴とはされない。
随伴症状として耳鳴りや耳閉憾を伴うことが多く、半数程度の患者は発症の瞬間には強いめまいを伴うが強いめまいは1回だけであり、強いめまいを繰り返したらほかの疾患の可能性を考える。

原因は不明であり、かつ原因が不明であることを本症の定義とする。したがって単一の疾患とは限らず、
突発性・原因不明を条件とした感音性難聴を一括した疾患群である。再発は無く、再発の場合は突発性難聴以外の他の疾患を疑う。

原因がわかるものは突発的な難聴であっても、本症とはせず、原因にしたがって診断名をつける。

適切な早期治療と安静が極めて重要である。重度であれば入院での加療が望ましいとされ、治療方法は前述の仮説を想定したものが中心となる。
一般的には発症から1週間以内に治療されれば治療成績は比較的良好であるが、それ以降は治療成績は落ち、2週間を過ぎると治癒の確率は大幅に低下する。

とりあえずコレ読んでからレス汁