>>2
さすが塩川さんやでぇ
http://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/

奈須氏:
僕のイメージだと,ローンチ直後のFGOは「10年間放置されたボロボロのサーキット」だったんですよ。道は存在しているんだけど,
雑草は生えているわ,タイルやアスファルトは剥がれているわで,ひどい状況だった。
それでもかろうじてプレイヤーが車を走らせてくれたのは,これまでのFateというコンテンツが作ってきた信頼という貯金があったからです。
Fate貯金があったからこそ,みんな我慢して走ってくれていた。

奈須氏:
そんな状況の中で塩川さんがやってきて,「まずは雑草を取りましょう」「一度に全部は直せないけど,この箇所から舗装していきましょう」と言って,
綺麗にクリーニングしてくれた。

奈須氏:
塩川さんが来る前は,僕らは何が悪いのか分かっていても,いちプレイヤーとして意見するだけで,具体的にそれを直すことができなかった。
塩川さんは,そこに「皆さんの意見を反映させるには,こういう順番で,こういう方法で解決するのだ」という,具体的な方法をプレゼンして,道を示してくれました。
その瞬間,僕と武内はアイコンタクトで「こいつを逃がすな! 何としてでも捕まえろ!!」って合図を送り合ったという(笑)。

4Gamer:
 (笑)。ちなみに,それはいつ頃のことなんですか?

奈須氏:
 2015年の8月末くらいでしたね。あの頃は,とにかくプレイヤーの皆さんに我慢してもらっていて,
Fate貯金が目減りしていくのを眺めていることしかできなかった。
この貯金がなくなる前にどうにかしてゲームの屋台骨を作り直さなければ,プレイヤーの期待をすべて裏切ることになってしまうという強い危機感がありました。
なので「この状況を抜け出すために,ゲームのことをしっかり分かっている人」が必要だったんです。