有咲
「まったく、香澄のやつほんとにしょうがねーな」
美咲
「わかる」
有咲
「うわっ…奥沢さん、いつからそこに?」
美咲
「うちのこころも、ほんとに毎日バカなことばかりやって困ってますよ。
 お互い苦労しますよね、バンドメンバーがバカだと」
有咲
「ばっ…バカバカ言わないでくれます?
 うちの香澄は言うほどバカじゃねーし!
 こころちゃんと一緒にしないでくれる!?」
美咲
「なっ…!う、うちのこころだって
 バカそうに見えて実は意外と人のことよく見てて
 市ヶ谷さんが思っている以上に深く物事を考えてますから!」