>>366

「待て……。しかして希望せよ。
 あなたが言ったのよ。
 あなたが、あたしに、そう言った。
 同じことを言うわ。
 あなたが何者で、何に絶望していても。
 あなたは、
 あたしにそう言ったのだから。」
「……ああ。
 そうだったな、
 俺は、お前に、そう言った。」
「ええ。そうよ。
 あなたはあたしに言ったの。
 だから――」