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井沢元彦 - Wikipedia
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主張

日本人には言霊(コトダマ)という感覚があるという。
コトダマの世界では雨が降ると言えば雨が降るのであり、これにより日本のジャーナリストは不吉な事実をありのままに書くことが出来ないという。

また、日本では意思決定や実行に関与していなくとも、何か意見を発言した者が、お前が余計な事を言ったから失敗したなどと責任を追及されることがあり、
発言をした事で結果の責任を追及されるのは論理的にはおかしなことであると言う[4]。

日本人には穢れ思想があるという。その穢れの代表が死であり、その穢れに関わる職業への差別が日本では見られるという。例えば日本人は軍人が嫌いであるという[5]。

韓国起源説について、「かつて中国スタンダードに反する『オリジナル』の許されなかった『つらさ』はわかるが、だからといってなんでもかんでも韓国が発祥という『ウリジナル』は行き過ぎだろう」と批判している[6]。

人物

小説家としては、推理小説、ことに歴史上の謎を題材に取りつつ現代の殺人をからめた「歴史ミステリー」と呼ばれる分野で多数の作品を発表している。その他、時代小説作品も手がけている。初期はファミコンゲーム『ドラゴンバスター』の小説版やファンタジーなども手がけていた。

1992年から連続執筆中の『逆説の日本史』を中心に独特の歴史推理を展開している。
崇徳天皇を日本最大の怨霊として強調する怨霊史観や、天智天皇と天武天皇が兄弟でないという説などがある[1]。

批判

日本中世史家の呉座勇一は「井沢氏の種々の主張には問題が多い。
学界では既に過去のものとなった俗説の焼き直しか、作家的な想像力が旺盛すぎて学問的な批判に耐えない奇説が大半」であると評している[1]。

忠臣蔵に関する主張に対しては、中央義士会理事長の中島康夫から
「世の中にばい菌をまき散らしているだけ」「人より良い文章ができる訳がない。作家は、フィクションを書いていれば良いのである」などと批判されている[2]。

『逆説の日本史1古代黎明編』では、大国主命を祀る出雲大社は怨霊を鎮める神社であると述べたため、批判を受けている[3]。