あちこちでみちびき素人がうざい

Q. みちびきに対応したスマートフォンを使えば、位置の精度が数cmになるのでしょうか?

A. 現在みちびき対応スマートフォンで利用できるのは「衛星測位サービス」のみであり、みちびき対応スマートフォンで誤差数cmを実現するセンチメータ級測位補強サービスを利用することはできません。
みちびきは天頂付近に長い時間留まるため、GPSのみ利用するケースと比較すると、特にビルの谷間や山間部などにおいても、位置情報がより「安定的」に得られるようになります。
各サービス対応の「専用」受信機を準備することでサブメータ級、センチメータ級の精度を得ることが可能です。

誤解その@「日本版GPS」 ⇒みちびきはGPS(アメリカNASAが開発・運用)と
併用することが前提のシステムなので、GPSが使用不能になった場合はみちびきだけでは測位できません。
(2023年以降の7機体制になれば、みちびき単独運用も可能なはず)

誤解そのA
「みちびきによってGPS誤差が数cmになる」 ⇒補強信号に対応している機種のみです。
基本的に業務用の数十万円する装置が対象。スマホやiPhoneでは対応していません。
一般人がこの恩恵を受けることは少ないです。

誤解そのB
「みちびきによってGPS精度が向上する」 ⇒状況によりけり。
都市部では有視界上のGPS衛星の数が少ないため、みちびきが天頂付近にあることで
測位用衛星の数が増えて精度が高まる
(=もともとのGPS精度に回復する)ことが期待できます。

誤解そのC
「みちびきで自動運転が可能になる」 ⇒みちびきの電波だけでは無理です。
端末側が位置情報を算出するまで数秒〜数十秒かかるので、
高速で動く自動車では車体のセンサーを使って道路や障害物を検知するのが基本で、
位置情報は補佐程度にしか使えません。