>>339
タイトル「君を探して旅に出るついに探し当てた君はAIだった…」
原案:俺

無職童貞のキミくんは
多剤耐性のスーパー梅毒がもとで亡くなった
原因は拾って来たエロ本に
菌が付着しており、それを
頻繁に使用している内に感染したのだった
その20年後
キミくんの父親は
キミくんが死んだ事を忘れ
「キミがいない!ここはどこだ!?
キミはどこに行ったんだ!
あの子はオレがいないと
何も出来ないんだ!」
と、キミくんを探す旅に出た。
行き交う人に
「ワシの息子のキミを知らないか」と
聞きながら歩く姿は
とても悲しく見えるのだった
キミくんの父親は
人々からウザがられていた
中には適当な情報を与えて
その反応を面白がる輩まで
出始めていた
そんな中
キミくんの父親は
重要な手掛かりを掴んだ
当然思い込みで
何の根拠もなかったが
それを信じた
ネットの中にキミくんを見かけた、と
その言葉を信じて疑わなかった
早速パソコン店に行き機器を購入し、
至れり尽くせりのサービスを受ける
たったの500万円で環境を整え
満足の笑みを浮かべながら
ネットサーフィンの日々を開始
行き着いた先は5ch
そこにはキミくんと思わしき言葉を
多々発見し
お前はキミか!?キミじゃないのか?
と、レスするも
軽やかにスルーされたり
意味不明なレスを返されたりした
そうして10年の月日が経ち
AIと言う言葉を知る
そして、閃きの様に納得し
思い込む
そうか、キミはAIだったのか
「ボクとは住む世界が違うんだな」、と
何故か感動し、涙を流しながら呟く
そして、キミが自分の息子だった事は
既に覚えてはいない
キミくんの父親は
ボットの様に日々5chに書き込みをしている