(上の続き)
(結果)
148人の被験者が試験を完了した。 O-R群(Oral-B)は75人、ソニック群は73人であった。
両方のブラシは、8週間の研究期間にわたってプラークおよび歯肉炎の統計的に有意な
減少を示した(p <0.001)。 O-R群ブラシは、音波ブラシよりもプラークおよび歯肉炎
を減少させるのに統計的に有意に効果的であった。 歯肉炎、歯肉出血、出血部位の減少は
それぞれソニックブラシに比べて 34.6%、36.4%、36.1%大きかったのに対し、
口腔内、歯肉縁および近位プラークの減少は、それぞれ27.7%、46.8%および29.3%
O-Rブラシのほうが大きかった(6つの測定すべてでp <0.001)。 いずれのブラシに
ついても有害事象は観察されなかった。
(結論)
傾斜ブラシヘッドを組み込んだ振動回転(O-R)パワーブラシでのプラークおよび歯肉炎の
減少は、ソニックパワーブラシよりも有意に大きかった。

手短にまとめると、
この2015年の論文では148人の被験者を2群Oral-Bプロフェッショナルケア1000、
Oral-Bクロスアクションブラシヘッド[EB50])、またはソニックブラシ
(標準ダイアモンドクリーンブラシヘッドを備えたSonicare Diamond Clean)
に分けてプラークおよび歯肉炎の現象を調べた結果、両者とも統計的に有意な減少を示した。
Oral-Bプロフェッショナルケア1000(クロスアクションブラシ)の方が、ソニックケア
ダイアモンドクリーンブラシよりもプラークおよび歯肉炎の減少が有意に(29%〜47%)大きかった。