山本恵里伽アナウンサー/2 お風呂でラジオを聴いて休息
毎日新聞 2020/1/29 東京朝刊

 番組がある日は午後に出社して、取り上げる予定のニュースに関する記事を読んだり、打ち合わせをしたり。本番までのルーティンは、そんなに特別なことはしていません。

ナレーションなどの収録の時に使う防音ブースに入り、発声や滑舌の練習をするぐらい。これは、運動をする前のウオーミングアップみたいなもの。喉を開かせるために必要な準備なんです。この段階ではまだ気持ちのスイッチを入れず、オフのまま。メークをして衣装に着替えたらようやくオンの状態になります。

本番が終わった後は反省会や細かい作業が残っているので、帰宅は深夜。生放送の高揚感が残っているから、なかなか眠ることができません。日課の長風呂が私のリラックスタイム。いつもラジオを聴きながらのんびり入っています。芸人さんの番組が好きで、何も考えずにひたすら笑いながら楽しむことがいい気分転換に。私にとっては大切な時間です。