昨日の陰謀論でもデイブは言っていた
陰謀論的アプローチで戦争反対を間接的に訴える
また、保守に対する真のカウンターは陰謀論なのかもしれない

牧師の家庭に生まれ、
宗教的「信仰心」の深い家庭から
政治的対立軸より逸脱した「懐疑精神」に至ったデイブという人間の魅力

人間にとって「虚無」は耐え難い「不信」な状態であるが
何者の立場にもなく
「信じること」と「疑うこと」の間を何度往復できるかが
その人間の素養を表す
愚かなものほどイデオロギーや思想に奪われる、疑う苦しみから逃避するものだ
まず「自己を疑う」、そこからしか本当の「平和」は始まらない

デイブの語気が強くなる時は
実はデイブが強引な人間になっているからでは決してない
むしろ逆だ
デイブは揺れている
デイブの信仰と懐疑の往復運動に揺れるセンシティブな感性は
ラジオの中で言葉になってリスナーに届いてくる
デイブの言葉は故に詩的なのだ
こんなDJは絶対に他にいない、今後も出てこないだろう
「平和」を言葉で体現する男、デイブフロムの魅力は我々の想像力を常に超えてくる