国連様のHPのデータから、2014年から2016年のデータで主要穀物であるトウモロコシ(実、乾燥)の生産量データを作りました。
トウモロコシ生産の第一はUSA、第二位は中国本土で、他国を大きく引き離しています。
USAの場合は、1990年「改正大気清浄化法」によって、ニューヨークなどの大都市に、ガソリンの燃焼を向上させ一酸化炭素の排出を抑制するために、
大気汚染の激しい季節に酸素を含有した改質ガソリンを使用することを92年から義務づけた。
このために用いられるのがエタノール(エチルアルコール)で、その原料となるのがトウモロコシです。
そのため、いくら増産しても、価格が下がらない状態になったようです。
 2011年12月をもって、エタノールへのガロン45セントの税控除、バイオディーゼルに対するガロン1ドルの税控除が廃止されたが、
エタノール生産は、原油価格が1バレル60ドルならば、税控除による補助なしでほぼ採算がとれる見通しのようです。

日本人の食事、生活にかかせないことでは大豆以上のとうもろこしですが、やはり日本庶民にとって、酷い結果が浮き彫りになっています。
日本は、2014年、2015年、2016年ともに159位と世界の底辺に張りついています。その上、生産量も年を経る毎に衰退傾向です。
日本の農業関係の補助金はUSAの農家か中国の農家にだした方が良いという現実は、一層強く感じられます。

中国本土、インドネシアは、増加傾向です。
全ての農産物で一人負けの日本農業、それでも「一人大勝の日本の総合農協」という傾向は、変わりないようです。

http://www.fao.org/faostat/en/#data/QC
≪FAOSTAT≫国連様のホームページ

2016年順位....................................2014年.....2015年.....2016年
(1)United States of America...................361091140..345486340..384777890
(2)China, mainland............................215646304..224630000..231673946
(3)Brazil......................................79881614...85284656...64143414
(4)Argentina...................................33087165...33817744...39792854
(5)Mexico......................................23273257...24694046...28250783
(6)Ukraine.....................................28496810...23327570...28074610