JA秋田中央会の正職員だったっとき、【警察庁の暴力団対策部の部長】が、秋田市の秋田県民会館の
大ホールに「秋田県暴力団壊滅対策会議」の講演会の講師として東京から呼ばれたとき、
秋田県内の各種の団体に参加の割り当てがあり、中央会にも文書で依頼があって、私(T)が
出席させられたのが1993年(平成5年)だ。

当日、会場には1,500人の出席者で満員であった。

警察庁の暴力団対策部が、出席者に資料をくばり、広域指定暴力団を説明していった。

「山口組、山口組一和会、稲川会、会津小鉄など」。

警察庁の暴力団対策部の部長が、マイクをもって説明したことは、広域暴力団は、「建物の解体の
騒音に文句をつける人間をおどかすので解体業者には広域指定暴力団がつきもの」、

「飲食店の経営者からは、ボディガード代金だとして、”みかじめ料”と呼ばれるお金を暴力団は
とり続ける」、「一度でも暴力団と関わりをもった人間は永遠に関わり続けられることになるので

注意すること」、「暴力団の人間は、すべて金が目当てで人間に近づくということを知っておくこと」、
「暴力団は、人間の弱みや欲望をきっかけに、食い込んでいくのが特徴である」、

「暴力団は、”なわばり”の勢力争いをする、最近は、角館(かくのだて)の地域で争いがある」、
「暴力団に関わられそうになったら、悩まずすぐ警察に相談すること大事なことである」、

「最近、秋田の暴力団は、景気が悪いせいで、秋田ではシノギと呼ばれる金稼ぎが少なくなり、
東京にシノギを求めて、移動している」
など、60分間は講演なされた。

会場には、秋田県知事の寺田典城氏と、秋田市長の佐竹敬久氏も来賓で出席していた。