「ゆうちょマネー」はどこへ消えたか “格差”を生んだ郵政民営化の真実
菊池 英博 著, 稲村 公望 著
http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-2232-3.html
http://www.amazon.co.jp/dp/4779122325

テーミス 2016年6月号
・日本郵政3社に問題社長登場の「真相」‐大赤字を出した横山邦男氏を菅官房長官が押し込んだ?!
ttp://www.e-themis.net/new/index.php
 ゆうちょ銀行は'15年12月時点で国債での資産運用を全体の41lまで減らしたが、企業などへの貸し付けが禁止されているため、
現在も運用資産約200兆円のうち約84兆円は国債での運用だ。そこでマイナス金利の影響を最小限にするため、株式や米国債購入
を加速させているのだが、「このままでは米国債を支える打ち出の小槌になりかねない」と危惧する関係者も多い。
         (略)
 三井住友銀行出身の横山氏は、同行の西川善文元頭取が'06年に日本郵政初代社長に就任したのに伴い日本郵政に出向した。
 横山氏は同社が民営化した'07年からは専務執行役として経営企画を担当したが、このとき「ゆうパック」と赤字に苦しむ日本通運の
ペリカン便」の事業統合を強引に進め、'09年に「JPエクスプレス」(JPEX)を設立したのだ。しかし、急激な統合で現場は
混乱、「ゆうパック」遅延問題で928億円の営業赤字に陥り、その後も毎年度1千億円を超える営業損失を出し続けた。大赤字は郵便
事業会社(当時)に重くのしかかり、・・・(略)・・・
 しかも横山氏は西川氏が辞任すると責任も取らず逃げるように日本郵便を去った。そのため、いまも強烈な拒否反応を示す関係者
も多い。
         (略)
<続く>