イントロダクション 『劇場版 アーヤと魔女』
https://www.aya-and-the-witch.jp/about/comment.html
監督:宮崎吾朗
(略)
大人たちへ一方的に要求して奪う訳ではなく、「私もこれをやってあげるから、おばさんもあれをやって」と
ギブアンドテイクの関係を築きます。単なるわがままな女の子ではないんです。行動力も知識欲も向上心もある。
鈴木(敏夫)プロデューサーが、「アーヤは吾朗くんそのものだ」と言っているのは、「口も性格も悪いから」
ってことを言っているんだと思いますが、アーヤの持つような、意思を曲げずに周りを巻き込んで何かを形に
していく力が自分にもあるんだ、という褒め言葉として受け取るつもりです(笑)。

そもそもアーヤの〈操る〉という力は何なのか。それはコミュニケーション能力そのものなのかもしれません。
相手のことを知り、どうすればその人に気持ち良く動いてもらえるか、どうすればお互いにいい結果が
生まれるかを考える。アーヤはそれをいろんな角度から試していきます。そして、相手が言うことを聞かなくても、
すぐにはへこたれない。自分のアプローチの仕方がダメだったと思うことはあっても、自分自身がダメだから
なんて決して思わない。「私のどこが、ダメですか?」という今作のキャッチコピーですが、この言葉はメソメソ
しているようにも、開き直っているようにも受け取れます。その両面があるのがいいなと思いました。
今の若者たちには、自己肯定感を失っている人も多いのではないでしょうか。アーヤのように、根拠のない
自信を持って前に進むことも大事だと思います。