読売新聞

いでたちを変えるごとに別人格のように変貌へんぼうし、
叔父への憤怒、母への愛憎、恋人を失った悲嘆などの感情を明瞭に演じ分けた

重厚感は薄めだが、それだけに筋も理解しやすく軽快な仕上がりで、
古典の奥深さに分け入る第一歩として舞台観劇初心者にも薦めたい秀作だ