ぴー「ぼくの筆さばきはなかなかのものなんだよ!!」

正月休みも終わったというのに、いまだ正月気分の無職のぴー。何を思ったのか書き初めに挑戦していた。使用する筆はもちろん股間から生えている3cmの
異臭漂う皮かむりである。長きにわたる変態プレイの賜物か、墨汁に浸されたペニスはうまい具合に半紙の上を走り、その軌跡は文字となる。
だが、順調に事が運んだのは最初の一文字までであった。

ぴー「うぁぁぁぁぁぁん!!しこしこしたくなったんよ!!!!」

どうやらオナニーをもよおした様である。本来の方法で使用された事のない筆の耐久性など所詮こんなものである。我慢を知らないぴーは
書き初めを途中で投げ出し、自慰行為に勤しむ。これでは書き初めではなくカキ初めである。ほどなくして発射されたぴーの精液は
本来の白と墨汁の黒とが混ざり合った不気味な色彩を放っていた。

すっきりしたところで書き初めを再開するぴー。どうやら「いぬ」と書きたいらしい。ぴーとしては今年の干支のつもりで
「いぬ」という文字を書こうとしているのだが、本来の今年の干支は「午」。すなわち「うま」である。
また、ぴーは漢字がわからないので平仮名でそれを書くあたりにもぴーの頭の残念さが伺える。

そしてぴーの残念な頭は更に問題を引き起こした。「ぬ」の書き方を忘れてしまったのである。
再びペニスに墨汁をつけ、半紙の上を跨いだまま停止するぴー。頭の中は「ぬ」の書き方を模索する事でフル回転していた。

ぴー「ぬ、ぬ、ぬ、ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」

奇妙な唸り声と共に脂汗に塗れたぴーはやがて思い切ったかのように筆を走らせる。考える事をやめたのだ。そして感じるがままに
「ぬ」を体現する。一筆入魂。ぴーの書き初めは最後の一文字に魂を込める事で完成に至る。そこに込められた情熱は向こう一年
ぴーを励まし、発奮させるのに役立ってくれる事となるだろう。

ただ、ぴー自慢の書き初めは「いぬ」ではなく「いね」だったあたりにぴーの頭の残念さが顕著に表れている。
そこに秘められた浅はかさは向こう一年、ぴーのハゲを増し、脱糞させるのに役立ってくれる事となるだろう。