それは新しく生まれ変わるための準備だった。
この日行われていたのは、動かなくなったAIBOたちの供養である“AIBO葬”。
供養されるAIBOの数は96台。
動かなくなったAIBOを前に、現役AIBOが弔辞を読む。
現役AIBO
「これまで全国のオーナーさんの家族として、楽しい時間を過ごしてきたことでしょう。
オーナーさんたちからたくさんの思い出のメッセージが一緒に届いているそうです。
また全国からの修理の依頼が、山のように来ているそうです。
あなたたちがドナーとして、提供する体の部品は、
修理を待っているAIBOたちに移植されて、全国のオーナーのもとへ届けられます」
このAIBO葬は、動かなくなったAIBOを供養する目的の他に、
まだ使える部品を再利用するための儀式でもあった。
ソニーの修理サポートは、2014年に終了。
パーツの生産は終わっており、修理するパーツは壊れたAIBOからパーツを抜き取るしかない。
ここに集まるAIBOは、自らの一部を別のAIBOのために無償で献体する“ドナーAIBO”。
その前にまずペットとして愛されたAIBOたちを供養し、
第二の人生を送ってもらおうというのが“AIBO葬”だった。
参列者
「短い間でしたが、うちの一員だった子が、縁があってここで最後ということになりますので…(涙)」
そして、献体。
エンジニアの手によって、次のオーナーのもとへ旅立つ。
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以下ソース:日本テレビ 2017年11月6日 16:15
http://www.news24.jp/articles/2017/11/06/07377205.html