外国人にも愛されてきたが、維持や管理が難しく、放置されているところも少なくない。
こうした荒れた庭園を再生し、日本の魅力を伝える拠点にしようという取り組みが、国土交通省で始まった。
日本庭園が海外で初めて造られたのは1873(明治6)年、
当時の政府がウィーン万国博覧会に出展したものとされる。
以降、欧米などでの日本ブームのもと、個人の日本庭園が相次いで生まれ、
現在では100以上の国や地域にあると言われる。
戦後の友好親善の証しとして、各地の公園などに造られた。
ところが、技術力不足などから、適切な剪定(せんてい)がされずに樹木が肥大化したり、
灯籠(とうろう)が崩れたりして、今では荒廃した庭園が数多くある。
国交省が昨年度、在外公館を通じて調べたところ、
修復や剪定、植え替えが必要な庭園が40ほどあったという。
写真:英リバプールに1984年に整備された日本庭園。現在は荒廃が進んでいる
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170919000783_comm.jpg
写真:英リバプールの日本庭園の池は手入れが行き届かず、傷みが目立つ
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170919000831_comm.jpg
写真:英リバプールの日本庭園では植栽地が放置され、荒廃が進む
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170919000809_comm.jpg
以下ソース:朝日新聞 2017年9月19日12時03分
http://www.asahi.com/articles/ASK9F67CVK9FUTIL05M.html